幼稚園受験は、試験当日だけ頑張ればよいものではありません。
私は受験を通して、「毎日の積み重ね」が何より大切だと感じました。
わが家では2月頃から本格的に受験準備を始めました。
その頃の娘は、一緒に歩いている途中で手を振りほどき、一人で歩いてしまうことがよくありました。
そのたびに立ち止まり、
「道路では必ず手をつなごうね。」
と伝え、また手をつなぐ。
それを何度も何度も繰り返しました。
少しずつではありますが、毎日続けることで自然と身についていきました。
体力づくりも受験準備の一つ
塾や習い事へ行く日は、できるだけ歩いて向かうようにしていました。
雨の日も、風の日も同じです。
受験では体力も大切ですが、それ以上に、入園後の生活を見据えた準備でもありました。
付属幼稚園では、電車やバスなど公共交通機関を利用して通園するご家庭が多くあります。
毎日歩き、公共のルールを守りながら登園する生活は、入園後には当たり前になります。
また、試験当日のお天気は選べません。
大雨の日も、交通機関が動いていれば試験は実施されます。
実際に、大雨の中でもタクシーを使わず歩いて試験会場へ向かい、その姿勢が印象的だったという話を耳にしたこともあります。
真偽は分かりませんが、私は「どんな状況でも落ち着いて行動できること」は、受験だけでなく、その後の学校生活でも大切な力だと感じました。
一番苦労した「座る練習」
わが家が最も苦労したのは、座ることでした。
もしこれから受験を考えているなら、ぜひ早めに始めることをおすすめします。
理想は2歳頃から、
「食事が終わるまでは座る。」
という習慣をつくることです。
わが家では十分にできていなかったため、受験直前まで毎日練習を続けました。
毎朝6時に起きたら、まずは椅子に座る練習。
3分、5分、10分と少しずつ時間を伸ばし、夏頃には15分、最終的には20〜30分座れることを目標にしました。
娘には、
「座る練習が終わったら朝ごはん。」
という流れにしていたため、毎日の習慣として自然と取り組めました。
遊びの中で学ぶ
朝食後は、
・お絵描き
・ひも通し
・塾で苦手だった課題
を中心に取り組みました。
日中は、洗濯物を一緒にたたんだり、料理のお手伝いをお願いしたりしていました。
料理は本当におすすめです。
調理器具の名前や食材の名前を自然に覚えられるだけでなく、食への興味にもつながりました。
面接では好きな食べ物や料理について聞かれることもあります。
娘は食が細かったため、料理を通して食に興味を持ってもらうことも目的の一つでした。
自然に触れる時間も大切に
自然に興味を持ってもらえるよう、休日にはさまざまな場所へ出かけました。
どんぐり拾いや花壇づくりのボランティアに参加したり、自然教育園で草花や虫を観察したり。
マザー牧場では乳しぼりやブルーベリー狩りを体験しました。
春には、おたまじゃくしを育ててカエルになる様子を観察し、夏にはカブトムシを探しに出かけました。
こうした体験は、受験のためだけではありません。
娘が自然に興味を持ち、「どうして?」「なんで?」と考えるきっかけにもなりました。
受験は特別な勉強だけではありません。
毎日の生活の中で積み重ねた経験が、子どもの自信につながり、本番でも自然な姿として表れるのだと、私は感じています。
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